子ども達に読み聞かせた絵本「オニのきもだめし」
こわがりな二人の赤オニの物語です。
登場するオニやお化けたちはなぜか関西弁という、このユニークな絵本。
私の感想と共に紹介しますね。
「オニのきもだめし」簡単なあらすじ
夕暮れの時間、二人の赤オニが家へと帰る道中、周りはどんどん暗くなってきました。
その中で、彼らには前に進む以外、選択肢がありません。
途中、ゆうれいやろくろっくびが現れ、彼らを驚かせます。
何とかして家に辿り着いたオニたち…
そこで思わぬ出来事が二人を待っていたのです。
「オニのきもだめし」の好きなところ
普段、鬼と聞くと少し怖いイメージがありますが、この話の中のオニたちは、普通の鬼とはちょっと違います。
彼らは、暗い場所やお化けが本当に怖いと感じています。
すごい怖がり屋さんです。
自分たちがお化けを怖がっていることについて、「オニが おばけ こわがって どないすんねん」とツッコミながらも、実は怖がっているところがとても面白いです。
2人のオニや、お化けたちが関西弁で話すことで、この話はさらに楽しくなります。
おばけは「ごぶさたしてます~。ひとだまですう~」というように、実にのんびりとした様子で現れ、まったく怖くなさそうなのに、オニたちは嫌そうです。
実は、彼らはお化けがとても苦手なんですね(笑)なんともかわいらしい(笑)
人魂が現れたことをきっかけに、様々なお化けやガイコツやらが次々と現れ、その度に鬼たちは驚いて怖がってしまいます。
しばらくすると、2人はもう何が出てきても恐ろしくって、
「うわー ニワトリやー」
「うわー にんげんの こやー」
と、何にでも驚きながら叫び続けていました。
様々なお化けに出会いながら、やっと家へと帰ってきた赤オニたち。
家に着いたら、「だれや きみたち」と言われてしまうんです。
たくさん驚くことがあった後だから、そんな姿になっても仕方がないかな…と思いました。
この赤オニたちに一体何があったのか、、、
この物語が気になる方は、ぜひ絵本で確認してみてくださいね。
どうやって元の状態に戻るのか、いろいろと想像するのも楽しいかもしれません。